Funding the Commons Tokyoまでの894日
Funding the Commons Tokyoまでの894日|濱田太陽
Funding the Commons Tokyo 2024 / 濱田 太陽
100年後の歴史家が日本におけるデジタル民主主義について調べるときにすごく有用そうなドキュメントだ
nishio.icon100年後の人が参照するための歴史の流れの解説を作って
claude.icon以下は、100年後の人が参照するための、Funding the Commons Tokyo (FtC Tokyo) に至る歴史の流れの解説です:
1. 2000年代初頭:インターネット思想の萌芽
柄谷行人の『世界史の構造』など、新たな社会システムの理論が登場
ローレンス・レッシグの『CODE』等で、デジタル時代の法と自由が議論される
2. 2010年代:ブロックチェーン技術の台頭
ビットコインの登場(2009年)を皮切りに、分散型技術への注目が高まる
イーサリアムの登場(2015年)により、スマートコントラクトの可能性が開かれる
3. 2020年代前半:Web3とDeSciの概念形成
分散型サイエンス(DeSci)の概念が提唱される(2022年)
日本でもDeSci Tokyoなどのコミュニティが形成される
4. 2023年:デジタル民主主義の議論の活性化
Audrey Tang氏とGlen Weyl氏らによる『Plurality』出版プロジェクト
日本での翻訳プロジェクト開始、議論の土壌形成
5. 2024年:FtC Tokyoの開催
7月24日・25日に国際会議として開催
デジタル公共財、DeSci、ブロックチェーン技術の融合を議論
日本の文脈(『なめらかな社会とその敵』等)を国際的に紹介
6. 2024年以降:具体的な取り組みへ
FtC Tokyoを起点に、国内外での協力関係が深化
デジタル民主主義や公共財に関する実践的なプロジェクトが開始
この流れは、インターネットとブロックチェーン技術の発展、そしてそれらを活用した新たな社会システムの模索という21世紀前半の大きなうねりを反映しています。FtC Tokyoは、これらの思想や技術を具体的な社会実装へと橋渡しする重要な節目として位置づけられます。